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Hon-Cafeでは、毎月スペシャルゲストをお呼びしています。
4つのテーマで、毎週1冊づつゲスト愛読の「とびきりの1冊」を教えていただきますので、どうぞお楽しみに・・・!
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●橋本さんにとって、本とはなんですか?
私にとって本って「友人」であり、また「きっかけ」だと思ってます。たとえば、まだ幼稚園児だった頃。両親が離婚し、事情があって幼稚園を退園した私の唯一の友は、絵本でした。母が働きに出ている間、ひとりで絵本を読んでは、ラストになるのがとても寂しくって、勝手に想像してその絵本の続きを家中の壁にクレヨンでひたすら書いていた記憶があります。皆さんも長い本を読んでいて、それがとても楽しい本だったりすると、わざと遅く読んだりしませんか?本を読み終えるたびに、友達とさよならするような妙な切なさがあるんです。でも、本を開くたび、いつも違う世界が広がってその中に共存できる時間がとても楽しかったし、大きくなるにつれてその想いは強くなっていきました。
高校の頃、新体操部だったんですが、どうしても本にも触れていたくて先生にお願いして勝手に「童話部」を作って部長もしていたくらいです。絵本を読んだり、絵本を作ったりしてました。その後の仕事にも少しだけ影響しているのかな?と思ってます。えへへ、結局、本を作る仕事をしているんですから。
学校の教科書も好きでした。特に社会の教科書が好きでした。分厚くて。これもひとつのきっかけだと思うんですが、その教科書に書いてある何ページかでは語り尽くせない歴史上の事柄を、別の本を通じてより深く知りたいという気持ちになれる。教科書をそんな風に使ってました。(もっと試験勉強に使うべきだった!)
会社を設立するときも、本はとても重要な役割をしてくれてます。たまたま叔父が持っていた「会社の作り方」の本を貸してもらって一ヶ月後に会社を登記しちゃいました。いろんな意味で背中を「ぽん」と押してくれる役目をしてくれてます。私の場合。
月に本を購入する金額は半端じゃないです。2万から3万円は書籍代に消えちゃうくらい本が好きです。私の好きな本の基本は、絵本と歴史もの。今話題になっている三国志も、けっこう奥 深いですよね。でも、やっぱりダイエットという言葉にも弱くって、痩せる系の本も必ずチェックい れます。いつも仕事が忙しくて、帰りは深夜になる場合の方が多いんですが、毎晩欠かさずお酒片手になにかしら本を読んでる毎日です。
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4週目‥‥仕事で疲れた……そんな時に読む本は? |
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江國さんの作品は、独特の世界観があって大好きな作家の一人です。 ただ、不思議と、仕事を張り切っているときには読む気がしないんです。読みたいなあって思うときは決まってどーんと疲れている時。 かといって、「作品で癒される」というよりも彼女の世界観にどっぷり浸かって、もっとけだるくなったり、切なくなってみたくなるんです。
この作品は9人の様々な立場の女性達が繰り広げる恋愛協奏曲みたいなもの。登場する男女の関係性が複雑に絡み合っています。 登場人物も、情景も、物語も、あくまでも「日常」を描いているんですが、この「日常」が、とても魅力的で、おだやかです。 自分の日常から逃避したいときに、この本は処方箋になってくれると思います。 もうひとつ、登場してくる男性がいつも現実社会で、いそうでいないタイプだという事。 いつも私は、勝手に想像しちゃうんですが、どんなに浮気者でも、頼りなくても、私の中での彼女の作品の男性はいつも素敵なんです。今回も、物語の中に出た、れいこの夫「土屋」にほんのり恋心を抱きながら最後まで話を追っていました。 軽く嫉妬したり、一緒に、どきどきしたりなんかして…。
仕事で疲れると、やっぱり、どっかに寄りかかりたいとか、横になりたいとか、そんな気持ちになったりしますよね。。 江國ワールドは、そんな疲れた心を確実にクールダウンさせてくれる静けさと心地よい絶望感があるんです。日常を冷静に見つめなおす大事な時間だと私は思ってます。
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3週目‥‥橋本さんが、これまでの人生で、もっとも影響を受けた1冊は? |
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この本を読んだのは、私が23歳で、フリーランスになるその1年前の22歳です。 (若かった…) まず、「私はいかに傷つき、いかに戦ったか」という、本のサブタイトルの戦闘的な感じがとても気にいりました。
丁度、私も東京のシビアさと、これからをどうしていくか自分なりに悩んでいた時に、この本は勇気を希望を与えてくれ、フリーランスの道へ後押ししてくれた大切な一冊になりました。
林真理子さんが、普通の女の子から作家としてステップアップするまでの道のりが恋を交えて描かれていて、しかも目次が年齢で分かれ、23歳から36歳までの密度の濃い11年間が、ドラマみたいに展開しているんです。林さんも地方から上京してきたことで勝手に親近感を覚え、林さんの行動力とバイタリティと運の強さにただただ感心しながら読んでいきました。そして読み終えて運や、成功を「欲しい」と強く渇望することが、大事なんだと自分に言い聞かせました。この本で「欲望」っていう名の武器を手にいれたのです。
そしてその武器を使って、林さんのように颯爽と東京という舞台で戦っていくぞ!と 心新たにしたのでした。この本でいくと、36歳には「結婚」を手に入れる林さんで すが、自分はいったいその時に何を手に入れているのか、ちょっと楽しく想像しなが ら、また読み返していました。今は文庫でも楽しめるので、いろんな事に躊躇してい る人がいたら、絶対おすすめです。
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2週目‥‥自由に生きよう。そんな気持ちになれる1冊は? |
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恋愛本なのかと思ったら、生き方の本だった。
「転ばぬ先の杖ならいらん」「恋と資本主義」「昔の男の使い方」「ハンサム至上主義」、目次だけ見るとかなりセンセーショナル。品のいい女性なら、眉をひそめてしまいそうな言葉ですが、実はかなり奥深い本なのです。
自由って、何も縛りのないところから生まれるのではなくて、周りの状況や自分を全部認めて、乗り越えた人にしか得られない。この本は「自分のオトシマエは自分でつける」、そんな著者の自由な恋愛を描いたものです。恋愛でも仕事でも、「覚悟がないと自由になれない」と言う面では全く同じだと思います。 「ただ私はあなたのことが好きなだけ!」そういい切ってしまえば、相手の年収や環境なんて関係ない。この本を読むと、恋も仕事も好きなだけでいいじゃない!って元気がでてきます。
実はこの本を書いた丸山あかねさんと、インタビューでお会いしたのですが、センセーショナルな著作とは裏腹に、とっても真摯なかっこいい方でした。まさに実践で「オトシマエ」をつけて生きてる人のかっこよさ。「一人でも生きていける」なんて言葉は、私も言われたくはないけど、「一人でも生きていける」人間じゃないと自由にはなれないのかもしれません。
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1週目‥‥今よりワンランク上を目指したい‥そんな女性におすすめの1冊は? |
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ワンランク上を目指す大人の女性になるには、どんな本を読んだらいいんでしょう??
多分、それぞれの価値観の違いで、どこをどうランクアップするかって違ってくると思います。仕事上のスキルをアップしたかったり、女っぷりを上げたかったり。ただ、私自身が思うのは、いかに「自立した女性」でいられるかが、ワンランク上なのではないでしょうか。自分の意志を持ち、自分1人で行動できる事が、今までの自分からステップアップする第一歩だと思います。
ジャーナリストの岩下久美子さんが生前、最後に書き下ろした「おひとりさま」には、そんなエッセンスがたくさんちりばめられています。岩下久美子さんは、99年から女性がひとりで快適に外食したり旅をすることを応援する「おひとりさま向上委員会」を主宰。岩下さんが事故でお亡くなりになった後も、その遺志を継いだ友人たちが運営しています。
「おひとりさま」の定義とは、決して独身(シングル)主義でも、非婚主義でもなく、孤立でもない「個」の確立ができている女性のことだそうです。
友人や家族と過ごす時間も大事ですが、ひとり時間を楽しく豊かに過ごすってとっても素敵な事だし、ぜひワンランク上を目指したい女性には、ぜひ読んでもらいたい1冊です。この本の「おひとりさま」哲学に共感して、きっとその人なりの自分磨きの鍵が見つかるかも知れません。
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パソコン簡単レシピは、パソコンに最初からインストールされているソフトなどを使って、何かを「作る」ためのガイドブックです。既刊の「Excel編」から2か月、文書入力に欠かせない「Word編」ができあがりました。
序章では、Wordの基本的な操作をきちんと解説。ビギナーが操作に迷わないことを第一に考えて、Wordがすぐに使いこなせるようになるテクニックをまとめました。
1章は、ステーショナリー。イラストや写真を使って、プライベート名刺やレターセット作りが楽しめます。新しい出会いや、久しぶりの手紙…。プライベートだからこそ、こだわりたいものばかりを集めました。
2章は、バラエティー&ライフグッズ。ホームパーティーで、みんながあっと驚く演出にぴったりのオリジナルグッズや収納ラベルなど、使って楽しい生活小物がいっぱいです。
3章は、ブックレット。まるで印刷物のようなデザインの案内状やチラシ作りも意外と簡単! ちょっとしたコツで、いつものWord文書がおしゃれなリーフレットに様変わりします。
そんな市販にはないWord文書。実際に著者が作って好評だったもの、Wordの機能をひとつずつ見直すなかで生まれたもの、デザイナーやプログラマー、あらゆるスタッフが知識とノウハウを結集して作られたものなのです。
また、ほんとにパソコンも手作りも苦手な人のために、そのまま使えるテンプレートデータを用意しました。ネット上からダウンロードするだけで、紙面で紹介したものすべてが手に入ります。
かなりWordを使いこなしているなあ、なんて人も知らなかったことがきっとありますよ!
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今では、ないと生活できないほど、誰もが持っているケータイ。デジカメ代わりに使うのはもう当たり前。ムービーつきの機種も続々登場して、ほんと便利になりました。
でも、この溜まりに溜まった画像の数々。消すには忍びない思い出の画像を、ひとつずつメールでパソコンに送っていませんか? 電話代もかかるし、不便な作業が、なんとケータイソフトで一発解消するんです! 本書では、シェアも人気も抜群の2大ソフト、「携帯万能」と「携快電話」の最新バージョンを例に、パソコン初心者でもわかりやすく解説しています。
便利なことの第一は、ケーブルを使って一度に画像をケータイからパソコンへ移動できること。デジカメで撮影した画像を加工して、パソコンからケータイに移動できること(しかも、画質もよし!)。
第二は、アドレスをパソコンにバックアップできること。これは、ケータイを紛失したり、壊れてしまったり、買い替えたりするときに、心からよかったと思えます(トイレに落としても、ね!)。
ほかにも、着メロ、ケータイ用ホームページ、i-アプリ、スケジュール、メール転送などなど、便利な使い方がいっぱいです。さっそく、アドレスや画像をパソコンに移して、ユニークな待ち受け画像なんかを作ろうかな、という気持ちになってきます。
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