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Hon-Cafeでは、毎月スペシャルゲストをお呼びしています。
4つのテーマで、毎週1冊づつゲスト愛読の「とびきりの1冊」を教えていただきますので、どうぞお楽しみに・・・!
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●清水さんにとって、本とはなんですか? 自由な表現でお答えください。
からだが疲労してしまっている時でも、遠くに旅できる手段。
とってもいい発見をしてしまう可能性をもった鍵束。
未来ばかりでなくて過去も豊かにしてくれるもの。
●「Hon-Cafe」読者の方に向けて一言をどうぞ
今回は暮らしの教科書的な本ばかりになってしまいましたが、わたしは小説や随筆も好きです。
自分のアンテナにキャッチしたものをジャンルを問わず読みます。
子供の頃、読後感を述べあうことは苦手だったけれど、今は結構楽しく思ったり、他の人はそれをどう感じたのかにも興味が出てきたりする。
それは自分で選んだ本だからなのでしょうね。大人になってよかった、と思います。
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| 4週目‥‥清水さんがいつもそばに置きたいお気に入りの本は? |
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サウンドオブミュージックという映画で確か、子供達が嵐の晩に、好きなものを思い浮かべて恐怖を忘れるというシーンがあります。
そんなふうに、辛い時や苦しい時でも、好きなものやお気に入りを思い出すことができればダイジョブ!わたしはいつもそう思います。で、Barbara Ann Kipferさんのこのハッピーブック。
1単語からせいぜい3行で構成される単語の羅列のような本なので、原書で読むのをおすすめします。
たとえば(わたしの訳になりますが)こんな言葉が並んでいます。
「暖かい5月の日」
「オレンジ色なのでマーマレードと名付けられた猫」
「洋ナシのパンケーキ」
「目があったとき笑顔のウェイター」
思い浮かべると楽しくなるものたち。短いセンテンスからこぼれる空気の匂いやおいしいもの。やさしく心休まるもの。ユーモアに溢れたもの。美しいもの。小さいけれど確かな幸せの数々です。
続編のようなもう一冊『The Wish List 』は、してみたいことのアイディア集ですが、こちらもお勧めです。たとえば「コンサートピアニストの隣に住む」なんて、ちょっとしてみたい、と思います。
好きなところから好きなだけ、通勤途中、寝る前、あるいは何かを待つあいだにハッピーな気分になれます。
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| 3週目‥‥清水さんおすすめの、インテリアの本はありますか? |
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狭くて思うようにならない居住空間は、都市部を中心に日本では多いと思います。
この本は、かのテレンス・コンラン卿のインテリアの本の翻訳ではあるけれど、そういう住宅のための本です。
狭小空間に心地良く暮らすための具体的なヒントの数々を、世界中の例をもとに学ぶことができます。
上質なスモールスペースというものは、選び抜かれた大切なもの、本当に役に立つ優れたもので構成されるべき場所で、必要とされる行動は、単に最小限のもので暮らすとか、箱を買ってどんどん収納整理していくとか、ミニマリストになることではない、と彼は言っています。
キッチンひとつを考えるのでも、自分はどういう料理人で、どの程度料理するのかを、まず明らかにしなければならない。余分なものを持たないために、自分の好きなことや大切なものを見極める作業が必要になるのですね。
昼間はオフィスに、夜や週末は完全に自宅になるマジックのような壁のある多機能の部屋、すっきりした空間に、自分の活力のもとになるお気に入りがひとつだけディスプレイされた部屋、そこに自分が居ることを考えながらページをめくるのが楽しい本です。
光や空気や照明のとり入れ方、色の使い方も、実際にとても勉強になります。
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| 2週目‥‥清水さんおすすめの、レシピ本を教えてください! |
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お洒落なレシピブックはたくさんあるけれど、本物の料理の本というのがあるとしたら、これだと思います。
料理を語る人は一流の日本料理店、吉兆の湯木貞一さんで、聞き書きする人は伝説的な編集者、花森安治さん。
でもこれは、難しい本ではありません。大切な日常の料理である家庭のおかずが、少しでもおいしくなるようにと作られた本なのです。
木の芽田楽や竹の皮に包まれたお弁当など、日本ならではの料理に心が躍ります。
そして油揚げと大根の炊いたのとか、丼ものやおじやなどに、ほっとします。
素材選び、切り方から火の通し方まで、やさしい簡素な表現で書かれてあるので、ついうっかり、誰でも吉兆の味を作ることができると思ってしまうかもしれません。
そこには到底至らないとしても、家庭料理がるみる美味しいご馳走になる。それは本当です。
世界中どこの料理でも、人のたべるものというのは、作ってから食べるまでの距離が近いほど、値打ちがあるのだそうです。
家庭ではそれをすることができる。一日一日の料理を大切に、と湯木さんは何度となく語られています。
わたしは、心や体がざわざわしている時に、ゆっくり眺めるように読んでいます。一生大切にしたい本です。
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| 1週目‥‥清水さんおすすめのパンの本を1冊あげるなら? |
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「ベッカライ徳多朗」は横浜市青葉区にあるおいしいパン屋さん。
対面販売の店内には、いつもお客さんが並んでいます。
これはそのパン屋さんの奥さんが、家族のために焼くパンの本です。
「パンはそもそも家庭で作られていたのだから、誰にだってできるはず。」
という彼女の、日常のパンとそれに合うおかずが12か月分載っています。
パン屋さんだからといって、トクベツな材料や器具を使っているわけではありませんし、作り方もとてもシンプル。今すぐパンが焼きたくなってしまうかもしれません。
パンは買ってくることにして、料理だけ作るのも良いし、眺めるだけでもほわっとした気持になります。
たとえば、材料も作り方もシンプルな丸パン(プレーンロール)の焼き立てに、つめたいバターと蜂蜜、もしくは生ハムだけを挟む、とあります。
パンの温かさで、あわせるものがそっと溶けて融合する、その瞬間を想像してみてください!
チョコトーストなんていうのもあります。これはわたしも時々作るのですが、板チョコをはさむだけのもの。おいしそうでしょう?イタリア風なブルスケッタとか、インド風の豆カレーとか、フランス風の塩豚など、レシピはワールドワイドに楽しめます。
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