おしゃれごころ
先月に続き編み物の話を少し。ようやく春めいてきたので、これからの季節に合う軽やかなものを編み始めています。
手芸店に買いものに行くと、結構何人もの方とおしゃべりをします。これってほかの種類のお店ではなかなかないことですよね。先日も、80代ぐらいの女の人に「この糸どうかしら?」と声をかけられました。「髪の毛のボリュームが少なくなったので、それをカバーするようなしゃれた帽子を編みたいけれど、おかしくないかしら」と心配そうです。専門的なことは言えませんが、それはとても素敵ですという気持ちは伝えました。
ベテラン店員さんに編み方を教えてもらったり、そのお店の毛糸で編んだマフラーを見てもらったりしながら、楽しいひとときを過ごしています。
編み物が女の人のおしゃれごころに寄り添っている感じがいいですね。既製品をパッと買って着るのとは違って、素材から選ぶ、編むという時間も全部含めてのおしゃれです。そういえば、近所の小さな女の子に「よる、あんでるのー?」と聞かれました。子どもの発想って面白いですね。
さて、今月の月替わりメニューは、マフィン。素朴な味の焼き菓子です。マフィンをおやつに持って出かけたくなる本を選びました。春風に焼きたてのマフィンの香りが漂います。
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●まっこリ〜ナ Profile
編集者。出版社勤務を経て現在フリーランス。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。趣味は草花園芸、透明な海でのスノーケリング、ヨガ。夢は沖縄に移住してマンゴーの木を植えて暮らすこと。
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